知識を一カ所に集約
テキストを何回も読み、基本書も必要なものは読み、過去問集を何回も解いてからは、「直前チェック」を学習の柱に据えました。「直前チェック」の理解と条文の通し読み、さらに試験直前期には「精撰択一問題集」、これらが私の
司法書士試験学習のほとんど全てになりました。
勿論良く分からないところはテキスト等にも戻りましたが、「直前チェック」はその名の通り、チェックポイントがこれとこれとこれというように明確に挙げられていますので、それをひとつひとつ答えられるように取り組みました。これを繰り返したお陰で、私は合格レベルの知識を身に付けることができたと思っています。
尤も、幸いにも合格できたからこそ今から振り返ってみてそう言えるのであって、勉強真最中の当時はそういう確信を持っていた訳ではありません。ただ、この方法を続ける以外に他に勉強方法を考えることはできませんでした。
受験勉強について、よく、情報(知識)を一カ所に集約することが大事だといわれていました。人それぞれまとめノートを作ったり、教材に書き込んだりしているのだと思います。私の場合はできるだけ直前チェックに全て書き込もうと思いました。
補足事項、注意点など重要だと思ったことは、直前チェックを進めながら赤ボールペンで余白に書き込んでいました。問題集の解説などで、直前チェックに載っていない事項で重要だと思ったときは、該当する部分だけを切り取って直前チェックの関連ページに貼ったりもしました。六法の通し読みの際にも、赤ボールペンで補足事項を余白に書き込みました。
この直前チェックと六法の書き込みをもって知識の集約化を図りました。まとめノートの類は時間がかかるので作らず、本試験当日に目を通すものを数枚にまとめただけです。
下記は平成21年発売の「新版 司法書士直前チェック」
司法書士直前チェック〈1〉民法〈1〉司法書士直前チェック〈2〉民法〈2〉司法書士直前チェック〈3〉民法〈3〉司法書士直前チェック〈4〉不動産登記法